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Diary November 2013

a military state reborn.

2013/11/01

 

「秘密」の法案が現に想定したのは、前線においてリアルタイムで兵士が

データを共有する事だと聞いた。

秘密の法案が成立すれば、この国の「軍隊」はあの国の軍隊と完全に同じ情報で行動できる。

同じ機密が保持されるなら、最新鋭の戦闘機や武器の輸出についても

あの国の議会の承認が得られやすくなり、軍需産業のビジネスチャンスは飛躍的に拡大する。

庶民に知られては都合の悪い基地や施設関連の情報は「特定秘密」とすればよい。

この国がどこかに武器を売っても「秘密」にされてしまえばそれまでだ。

いやはや、実に、この国は、あっという間に 軍事国家 になってしまった。

 

こういう事態は、実は教育の敗北を意味しているのではないかと、暗澹とした気持ちになる。

 

 

happy cycling

2013/11/02

 

どんよりとした曇り空が広がり、とても寒い一日だった。

風邪がなかなか治らない。なんだかだるくて、首周りから上背にかけて、やたらと凝った感じがする。

今日は2か所ほど出かけなければならない場所があったのだが、さて、どうやって移動したものだろうか。

体のだるさにかまけて、原付で出かけることも考えたが、この寒さである。きっと、あまりの寒さに身体全体が

萎縮して、余計に強張ってしまうだろうし、風邪も悪くなるような気がしてならなかった。

ここは敢えて自転車にしてみようか。

走り出しは確かにだるさを感じるだろうが、身体を動かすことで血の巡りを良くして、内側から凝りをほぐすのだ。

恐らく自転車の方が暖かい乗り物のはずだ。

というわけで、今日はプジョーをチョイス。

ジーンズで出かけるのはちょっと憚られる場所だったので、チノパンを穿いた。

あまり汗をかかないようにゆっくりとペダルを漕いだ (もっとも、ペダルを速く回すほどの元気はなかった)。

結果、15分ほどで身体がポカポカとし始めて、そのせいかずいぶんと愉快に気持ちになったものだ。

背中の筋肉のこわばりもずいぶんとほぐされて、完全とは言わないまでも、かなり楽になったように思う。

特別な場所を走ったわけではないが、すごく愉快で楽しいサイクリングだった。

 

本日の走行距離 : 18.2km、所要時間 : 約1時間20分、

平均速度 : 13.9km/h、最高速度 : 38.0km/h、

今年の累積走行距離 : 約1641km

 

 

what is the human nature ?

2013/11/03

 

妻と福助を連れて映画を観に行った。

今まで、こうしたドキュメンタリー映画は見たことがなかったのだが、

とても印象的な映画だった。

いま自分が置かれている状況を重ねながら見ていると、

権力が持つ力の凄まじさ、残酷さ、

非力な個人がそれに立ち向かう時の困難さ、苦しさ、せつなさ、

世の中が個人にそそぐ偏見の冷たさを 改めて認識しなおした。

 

福助には少し難しかったようだけど、

いつかもっと大きくなった時に少しもで思い出してくれることを期待しよう。

 

wet road

2013/11/04

 

雨に濡れた路面をプジョーで走った。

今日は寒い。すっかり冬の陽気になってしまった。

ジーンズを穿いて、タートルネックにサイクルジャケットといういでたちでも、

ほとんど汗をかくことがなかった。

指切りグローブでも困らない程度の寒さなので、今はまだ楽だが、

この先のことを考えると、つらい。

 

季刊誌『自転車人』の最新号の中で、平野勝之さんという方が

雨と自転車をテーマに文章を書いていた。

曰く、日本という国は雨が多い国なのだから、自転車行には雨対策が必須である。

中でも泥除けは必需品であり、これがあるのとないのとではまったく負担が異なる。

雨は確かに嫌なものだが、これも意識の持ち方次第で、旅の楽しみの一つともなる・・・と。

なるほど、なるほど・・・

確かにそのとおり。夏の雨の日などは、自転車で走ると実は気持ち良かったりする。

でも、冬の日の雨は冷たくて大変だなぁ・・・

指先とか、耳とか、足首が、冷たさで悴んで痛くなるのは

つらいなぁ・・・。 今日は直接雨に降られることはなかったが、濡れた路面を走っているだけで、

冬の雨の厳しさを思い出した。

でもでも、辛い思いをするのも、旅に出てこそではないか。辛い経験も実は贅沢な経験かもしれない。

ああ、旅に出たいなぁ・・・ プジョーを漕ぎながら心底思った。パニアバッグに荷物満載で、

ノロノロヨロヨロしながら、気ままに走りまわるのだ。

泥除け付きのクロモリのランドナーを買って、前後輪にパニアバックを取り付けて、

日本一周に出かける妄想に憑りつかれた。

 

2013/11/05

 

今日は特に書くこともないので、写真だけ・・・

 

exclusion ?

2013/11/06

 

晴天のもと、プジョーで出かけた。

走りはじめると、やはりメーターの調子が悪い。

やっぱり買い替えないといけないか・・・と残念に思いつつ、

それでも最後の悪あがきに、センサーにカチカチと軽く音を立てて当たるくらいに

マグネットをセットしたところ、なんと正常にスピードを刻み始めた。

マグネットの磁力が落ちているのか、センサーの具合が悪いのか・・・

とりあえず動くようになったので、しばらくは買い替えなくて済みそうだ。

 

今日は少し荷物が多いので、スピードは出ない。ママチャリよりも少し早い程度。

汗をかくようなスピードでもなく、のんびりとした気分になる。

・・・とはいえ、心底のんびりとした気分になれるわけでもなく、宙ぶらりんなままだ。

まあこればかりはどうしようもないか・・・。

 

本を読んだ。

排除言説は対象の排除に本来の目的があるのではなく、

対象を制御しあるべき位置に置くことを目的とするという。

なるほど。そういう考え方もあるのだな。

実感をもって納得してしまった。

 

帰り道は遠回りをした。三日月を眺めながらのんびり走っていると、

基地に向かって降下していく、C130かP3Cを見つけた。

街の明かりを受けているためか、機体の腹がぼんやりと浮かんで見える。

東京大空襲の時は、焼夷弾で焼かれた町の紅蓮の炎の明かりに、

B29の腹が茜色に光って見えたと、迎撃に上がった戦闘機のパイロットが語っている。

もしかしたら、あんなふうに見えたのだろうかと、想像をめぐらせた。

 

本日の走行距離 : 26km

所用時間 : 1時間40分

平均速度 : 15.9km/h、最高速度 : 35.3km/h

今年の累積走行距離 :約1670km 

 

good-bye blue train

2013/11/07

 

ブルートレインがついに廃止されるのだそうだ。

鉄道会社が、旅人の旅の選択肢を奪うとは、なんとも皮肉である。

金持ちの懐だけが狙いだと、その魂胆を露骨にした、空前絶後の特急を就役させた会社とは

違う会社だとは言え、文明開化以降、この国の鉄道の歴史を作り上げてきた会社が、

傍目には「あっさり」と、寝台特急を見切ったことは、テツとしては残念なことこの上ない。

北斗星専用牽引機を新造していたから、10年近くは大丈夫だろうと思っていたのだが・・・。

 

早くて便利な新幹線に投資を集中していくことは、経営的には正しい選択なのだろうが、

単に経済合理性だけを追及していくことは、長い目で見た時に「正しい」選択肢だったと

言えるのだろうか。

そうじゃないんじゃないかと主張すること自体、非合理的だろうか。

 

これまでにない新しい旅の形を提案することも、鉄道会社の責任だろう。

例えば、九州の会社がお金持ちのための「ななつ星」を就航させたのに対抗して、

今回引退するブルートレインをベースに、貧乏中高年をターゲットにしたブルートレインを

企画してはどうだろうか。

その名も「青春」。

最高グレードはB寝台。ボックスシートの「大垣仕様」も連結し、

他のダイヤに無理な負担を強いない急行運用で、青森から鹿児島中央までを結ぶ。

青森~鹿児島間は太平洋側を、鹿児島~青森間は日本海側を、大周遊させる。

40~60代の大垣夜行で帰省したり、青春18きっぷで旅行した青春時代を過ごした中高年には、

変にラグジュアリーを気取った金持ち列車よりも、共感を集めると思うのだが・・・

尤も客単価は低いだろうから、収益性は期待できないが、

文化としての寝台列車を残す意義はあるはずだ。

 

・・・こんなところで、こんなことを叫んだところで、どうしようもないけれど・・・

 

 

 

His first internship experience.

2013/11/08

 

今日もプジョーを駆った。

道端のセイタカアワダチソウがきれいだ。

 

ドキュメンタリー映画『蟻の兵隊』

ドキュメンタリー風映画『おじいさんと草原の小学校』

『パスポートの発明』(未読了)

『ホワイト・ネイション』(未読了)

 

いずれも権力と個人の問題を取り扱ったもの。

最近はこういうものばかり。

 

帰宅後、福助と風呂に入っていると、

「きょうは おみせたいけん だったんだよ。」と福助が話し始めた。

「めがねやさんで おみせたいけんをしたんだよ。 とてもたのしかった」・・・ふむふむ。

福助は何をお手伝いしたの? お客さんはたくさんいたのかな?

「あのね、とけいをかざってる たなをふいたよ。おきゃくさんは 6にんだった。」

へえ、6人もお客が来たの?(ちょっと意外)

「うん、せんせいが5にんとね あと、しょうてんかいの ひと」

なるほど。

やたらと「たのしかった」ということを連呼するので、

それは「たのしかった」と自らに言い聞かせているのではないかと思ったのだが、

それは言わずにおいた。

 

本日の走行距離:19.8km

所用時間:1時間10分

平均速度:17.0km/h、最高速度:39.2km/h

今年の累積走行距離:約1690km

a kind e-mail

2013/11/10

 

今日は思いがけず、とても嬉しい報せをいただいた。

我がことのように、嬉しかった。よかったよかった。

 

+++

 

これまであまり縁がなかったのだが、どうやらこの世界のどこかにある、悪意のあるサーバーで

ボクのケータイのアドレスの英数字の組み合わせが、たまたま自動生成された組み合わせと

マッチしてしまったらしい。

 

どこかの保育園の保母さんだというミクちゃんとかいう「人」と、、

悪い病気に掛かってしまって余命いくばくもないNPO団体の代表とかいう「藤代さん」と、

この不景気にもかかわらず、親の遺産の何百万円だか何千万円を気前よく譲ってくれるという方から、

再三再四、親切なメールが届くようになってしまった。

あまりの気前の良さに気味悪くなって、ドメイン指定をして拒否したいと思うのだが、

@マーク以下の部分が乱数で生成したと思しき英数字表記になっていて、受信拒否設定ができない。

いやはや、これは単純な嫌がらせに過ぎない。

 

どうせ、返信した人か、記載されたURLにアクセスした人をどうにかする手合いなのだろうが、

今の時代、こんなウマシカなメールに引っかかる人がいるんだろうか。

おそらく、ランダムな英数字の組み合わせを何千何万と作っては、一日いや数秒ごとに発信し、

獲物が引っ掛かるのを待っているのだろうが、それでもペイするほど引っ掛かるのだろうか・・・。

不可解なことこの上ない。

 

とりあえず、もうすぐキャリアを変更する可能性大なので、

このご親切なメールは放っておくことにしよう。

 

ethics & technologies

2013/11/11

 

久しぶりに両親の顔を見た。

親孝行できなかったのが、少し心残り。

 

今日も、ボクのケータイにはいろんな親切な誘いがかかってくる。

やれ、もう家の近くまで来ているとか、

やれ、5人に何千万かが当たったとか、

やれ、後生だから助けてくれとか。

本文も、ランダムに半角ピリオドや空白を埋め込んだいかにもアンチウイルス対策の細工が

散りばめられていて、悪意満載だ。

いくらテクノロジーが進歩しても、使う側の倫理が伴わなければ、何の意味もない。

なるほど、道徳の教科化が求められても仕方がないか・・・。

尤も、道徳が教科化されたところで、この国の倫理が劇的に改善するなんて、

とても思えないけれど・・・。

 

午前中はさほど寒いと思わなかったけれど、帰宅時の寒さときたら、ビックリするほどだった。

ハンドルに取り付けている気温計が一桁の数字を示している。

一気に冬になってしまった。

 

 

automatic driving

2013/11/12

 

ボクが初めて運転したクルマは、重ステのマニュアル車だった。いつのまにか、パワステのオートマのファミリー・1Boxを運転するようになってしまった。

オートマ車になってしまった(というよりも、マニュアル設定がなかったのだが)時点で、運転がどれだけつまらなくなってしまったかと、落胆したものだ。

そんなボクから言わせれば、衝突回避のためのブレーキサポートとか、自動運転なんて、どれだけ退屈でつまらないシステムであることか。

「安全」という名目で、利ザヤを稼ごうとする自動車メーカーの魂胆がとてもいやらしく思える。

そんなシステムはいらないから、もっと純粋にドライブを楽しめるクルマを作ってくれないものか・・・。

いやいや、既にそういうクルマは売られているとしたら、できればもっと安く・・・

unseasonable morning glory

2013/11/13

 

震災直後から、「原発ゼロだ」と多くの人々が声を上げていたにもかかわらず、

元国会議員のおじいちゃんが声を上げはじめると、周りが騒ぎ始める。

脱原発の方向は、まず良しとしても、なんだかおかしな話だ。

 

いよいよフルグローブをして自転車に乗らないと、指先が悴んでしまう寒さになってしまった。

今日もプジョーで出かけた。

陽の光がやけにキラキラとしているように見える。

木の葉の色づきもずいぶんと鮮やかだ。

川沿いの道には季節外れの朝顔が咲いている。

秋から冬への変わり目は、こんなに賑やかだったろうかと、今にして思う。

 

本日の走行距離:19.9km、

所用時間:1時間10分、

平均速:17.2km/h、最高速:39.6km/h、

今年の累積走行距離:約1710km

that's an entertainment

2013/11/18

 

久しぶりの更新となってしまった。

一応、元気に過ごしております。・・・まあ、元気でもない日もありましたが、

何とか頑張っております。

 

今日はとても暖かい日だった。

プジョーで出かけた。

 

今日の会議では、実に楽しいスペクタクルを見物できた。

もう、ボクは完全に輪の外にいるので、まったく無関係にかつ客観的に眺められる。

こういうゴタゴタこそ、傍で見ていて楽しいものはない。

「やれやれ~!! もっとやれ~!」と、無責任な声援を送り続けていた。

 

アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作「コナン・ザ・グレート」に登場する

悪役の魔法使いの王国の紋章は互いの尻尾を飲み込みながら絡み合う二匹の蛇だった。

もう、まったく、そのもの。このゴタゴタに巻き込まれないことの何と幸いなことか。

そんな気楽な立場で会議でのお話に耳を傾けていると、

ある方の話し方がどこかの誰かの話し方と似ていることに気が付いた。

誰と似ているのかよくよく考えてみると、それは某TVショッピング会社の

社長のセリフの言い回しにとても近似していることに気が付いた。

 

もしかして大衆の心理を掴む話術には、何らかの法則性を持った声のリズム、

声の大きさ、抑揚、身振り・・・そうした要素があるのではなかろうか・・・

とは言え、一番肝心要となるべき部分が欠落しているので、

心には何も響かないのだけれど・・・

それがこの組織における最大の悲劇であり、喜劇でもある。

 

the Blue Sky #15

2013/11/19

 

先日、福助の通う小学校で、秋の文化発表会(展覧会)が開催されたので、訪ねてみた。

福助の学年が取り組んだ作品は、膨らませた風船に帯状の紙粘土を貼りつけて乾かし、

思いおもいの色を塗った気球を作るというものだった。

やがて風船は空気が抜けてしぼむので、網目状に乾いた紙粘土だけが残るというわけだ。

 

福助が作った気球は緑色だったにもかかわらず、

福助がその気球に付けた名前は「青空の15号」。

ほぅ。なかなか洒落ている。

親バカなので、青空に浮かんだ鮮やかな緑の気球に福助が乗って

笑いながら手を振っている姿を思い浮かべた。

 

 

A Good Couple's Day

2013/11/22

 

この数日間は、思いがけずハードな日程になってしまった。 良い結果につながると信じたい。

 

---

 

しかし、5000万ものお金を、さして面識もなさそうな人同士で、よくまあやり取りできるものだ。

ボクにも、だれか、ポンと、500万でも、5000万でも、5億でも、ポンと無利子無担保で渡して

くれるような人が、現れないかしら。

いやいや、結局は知事の地位を担保に金と、それ以上の何かを、やり取りしたという方が

正確なのだろうな。

7年後のお祭り騒ぎをこの国に持ってくることに努力したと評価する向きもあろうが、

結局、なんだか不透明な金のやり取りに手を染めていたことは明らかで、どんな事情が

あったにせよ、一旦お辞めになった方がいいんじゃないだろうかね。

・・・まあ、ぜったいそんなことはないだろうけど・・・

 

---

 

今日は「いい夫婦の日」なのだそうだ。「よし、じゃあ、今日の日記のタイトルは、

「いい夫婦」だな」と思いついて、

傍と気が付いた。「夫婦」という英単語は、存在しないのではないか・・・

そう思って、辞書を調べてみると、夫婦とは husband & wife か、couple・・・

なるほど、「夫と妻」ねぇ。「&」が入ると、何となくよそよそしく聞こえるなぁ・・・

coupleか・・・。何となく、日本語での「カップル」とは印象が違うような気がして

ならないが・・・。

「家族」=familyのように、「夫婦」=●●というような、何らかの単語が対応していると

思ったけれど、そんな一文字はないのかなぁ・・・。なるほど、言葉とは難しいものなのだな。

 

 

sleep sleep sleep

2013/11/23

 

あの国が防空識別圏を設定したとなると、当然、この国の識別圏と重複するわけで。

スクランブルの掛け合いということになった場合は、やはり、ドッグ・ファイトということに

なるのだろうか。

 

 

先日の徹夜の影響が今になって出てきたのか、はたまた、以前ひいた風邪をしっかり治さないまま

だったのが悪かったのか、とにかく今日は体が重くて仕方ない。

午前中の用事には寝坊をして出かけたものの、頭は働かず、ボーっとしてしまう始末。

昼過ぎに自宅に戻り、その後たまらず布団に潜り込んだ。

 

夕食後、家族が誕生日を祝ってくれた。

ありがたいことだ。

 

 

 

A drowning man will catch at a straw.

2013/11/24

 

紅葉狩りでもしようかと、家族で近くの山に出かけた。

予想外の混雑で、車を駐車場に入れるのに1時間もかかってしまった。

その後、ケーブルカーに乗ろうと思っていたのだが、40~50分待ちだと言われ、

それくらい待つのなら、いっそのこと歩いて山を登ってみようと、急遽の登山が始まった。

 

ケーブルカーで楽して登るよりも、ずっと楽しかった。

今迄なんで気が付かなかったんだろう。

 

途中、大山不動尊に参拝し、厄落としの瓦投げをし、

目的地の大山神社で必勝祈願の護摩木を焚いた。

神仏混淆も甚だしいが、まあ、この際それも許されよう。

溺れる者は藁をもすがる。

鰯の頭も信心からなのだ。

 

 

2013/11/25

 

今日は時間の使い方がうまくいかなかった。無駄な時間が多かった。

 

昼過ぎに、秘密保護法案の審議の中継を聞く機会があった。

別にこの法案に関してだけではなく、今までもそんなものだったと思うのだが、

それにしても担当大臣の答弁のお粗末な事。

裏で糸を引いている官僚の言う通りの操り人形になってるなぁというのが、ラジオを通してでも丸見えで、

結局どの議員先生だって、そんなもんなんだろうなと思わざるを得なかった。

 

やっぱりこの前の選挙では、もっとみんなちゃんと考えて、投票した方がよかったのだろう。

いや、どう考えても他に選択肢がないという絶望的な状況にあることは、これもまた否定しがたく・・・。

 

来年の今頃は、新・大政翼賛会が成立しているかもしれない。

あの首相はチョビ髭を生やし、「総統」と自称しているかもしれない。

折しも隣国は積極的拡張主義を取りつつあるし、

我が国は対抗して積極的平和主義を標榜し、かの大国から東亜諸国の利益を防衛するために、

新・大東亜共栄圏構想を打ち立てて、・・・なんて妄想もあながち誇大ではあるまい・・・。

怖い怖い・・・

 

‐‐‐

 

街路樹がいい具合に色づいているなあと思っていたのだが、夕方からの強い風で、

紅葉は全部吹き飛ばされてしまうかもしれない。

あっという間に冬景色になってしまうのかもしれないと思うと、少し悲しい。

 

2013/11/26

 

今日の法案通過は、この国の歴史の転換点になるだろうか。

最初に10年の懲役を食らうのは、どんな秘密を洩らしたどんな人になるんだろうか。

何が秘密に指定されたかどうかも分からないような中で、ボクたちは安心して暮らせるのだろうか。

「国民の皆さんが不安に思ってることはよく分かってる」とか言いながら、強行採決しちゃうあたり、

余計に信用できなくなってしまうんだけど、その辺の感覚は、もうズレズレなんだろうな。

へいへい、下々は、ただ冷酷にあなた方を見つめながら、只々唯々諾々と仰せのままに。

 

+++

 

そんな借用書を見せられても、今一つ信用できないなぁ~。

知事を辞めるつもりはなくて、一生懸命頑張りますっていうけれど、

そこまで言うんだったら、もう一度選挙をやって、信任を問うのが筋だと思うけどね。

もう、お祭りも呼び込んだんだし、地下鉄も改善するんだし、

一回禊ぎを受けたらいいと思うのだが。

でも、そうか、もう一度選挙をやるとなると、生活とかが不安だからどこかから5000万円ほど

借りてこないといけないのか・・・。もう貸してくれる人はいないだろうから、

二度と選挙はできないのかな? なるほど、どうりで、辞任したがらず、しがみつくわけだ。

 

nap or swoon ?

2013/11/27

 

夕方本を読んでいたら猛烈な睡魔に襲われたので、椅子の背もたれに寄りかかり、

仰け反るような態勢で目をつぶった。

次第に意識が遠のいていくのを自覚する。

両手の感覚がなくなって、しかしそれを自覚するだけの意識を保っていたところも覚えている。

あの、眠りに落ちていくトロ~ンとした浮遊感・・・

 

そして、ブラックアウト・・・

 

 

何か、夢を見たようにも思う。漠然と、なにかを行為した感覚の記憶があるが、

おそらく何もしていないだろう。

 

ケータイのメール着信を伝える振動音に、不意に驚かされ、意識が戻る。

時計を確かめると、15~20分ほど経過している。

ん~ん・・・寝ちゃったか・・・。しかしよくよく考えると、これは眠っていたのか、

いや、むしろ気絶していたのか・・・。

 

まあ、どっちにせよ、頭はスッキリしたので良かったのだが・・・。

 

つい先日、テレビ番組を見ていたら、酔っぱらって眠るのは、「睡眠」ではなく「気絶」だと

言っていたのが、すごく気になっている。

ボクは、毎晩、気絶しているのかもしれない・・・・

2013/11/28

 

今日は思いがけずとても懐かしい方に久しぶりにお目にかかる機会があった。

お元気そうで何よりだった。お会いできてとても嬉しかった。

 

午前中からの用事を終えて、次の用向きまで中途半端に時間が余ってしまったので、

基地近くの駐車場にクルマを停めて本を読んでいた。

戦闘機が離発着を繰り返すのを横目に、戦争をテーマにした本(シンガー『ロボット兵士の戦争』)

を読むなんて、ある意味すごく贅沢かな?などとふざけた考えを抱いていたのだが、

今日に限って、まったく航空機が飛んで行かない。目にしたのは、陸上自衛隊の輸送機と、

海上自衛隊のヘリコプターだけだった。

 

なんだ、今日は戦闘機が飛ばないのかと思っていたら、

帰宅後、目にしたニュースで、彼らが南方での演習に駆り出されていたことを知った。

 

いやはや物騒なことだ。

「特定の国を想定して演習していない」と言いつつ、

わざわざプレスまで同行させて、大々的な艦隊行動のデモンストレーションを放映させるあたり、

思いきり挑発しているとしか思えない。

 

この国でも、あの国でも、戦争したい人たちは、シメシメ・・・と密かにほくそ笑んでいるに違いない。

 

dead leaves

2013/11/29

 

1986年に最接近したハレー彗星は、結局尾を引かなかった。

高校生の頃、ボクは谷津山の上まで望遠鏡を担ぎ上げて観測してたっけ。

接眼鏡から覗く丸い視野の中に ぼわぁっ と拡がる光芒は、何となく頼りなくて、

心の中では雄大に尾を引く姿を期待しているだけに、かなり肩透かしを喰った気になっていた。

話題のアイソン彗星にメディアが飛びついて、尾を引く彗星の出現を吹聴して回るのも、

おそらくはハレー彗星の残念な記憶へのリベンジのようなものがあるのかもしれない。

尾を引くのであれば、かつての望遠鏡を担ぎ出して観測しないといけないかなぁ・・・と

少し義務的に思っていたところだった。

果たして、どうやらアイソン彗星は粉々になってしまったようだ。

天文学的なスケールで見れば、別にどうってことのない出来事なのだろう。

しかし、やはり期待が大きかっただけに、残念だ。

ボクが生きているうちに、尾を引く彗星を見ることはできるだろうか・・・。

 

+++

 

寒い寒い。

今日は久しぶりにプジョーに乗って出かけた。

上はタートルネックにサイクリングジャケットにダウン・ベスト。下はジーンズ。

それだけ着込んでいても、これだけ寒いと、汗は少ししかかかない。

寒くても日差しは強く、ススキの穂や柿の実が青空をバックにとても鮮やかに光っている。

駅前通りのイチョウも鮮やかな黄色に色づいて、街並みが今迄とはまったく違って見える。

 

道路の両側に落ち葉が溜まっている場所を見つけ、わざと落ち葉を踏んで走った。

かさ かさ かさ と 乾いた音が立つ。

少し愉快な気分になる。

この季節にしかできないささやかな遊び。

かさ かさ かさ と 落ち葉の乾いた音が 耳に心地良い。

 

研究室に到着してから何気なく自転車を眺めていたら、

BBあたりに枯葉が一枚くっついていた。

 

本日の走行距離:20.7km、所用時間:1時間15分

最高速:31.0km/h、平均速:16.4km/h、今年の累積走行距離:約1730㎞

 

walk along a ridge

2013/11/30

 

ひと月ほど前だろうか、福助の通う小学校で保護者会の企画として「あるけあるけ大会」が開催

される告知があり、妻が張り切って申し込んだのである。ボクもその面子に加えられていた。

今日がその日だったのだが、実は妻が一昨日から体調を崩してしまって、急遽不参加。

ボクと福助のみの参加となった。ちなみに、まるちゃんも参加エントリーをしていたのだが、

うっかりまるちゃんは日曜日の開催と思っていたらしく、今日は別の予定を入れてしまっていた。

我が家は4名エントリー中2名のみの参加となったわけだ。

 

さて、どこを歩くのかと言えば、近所の里山の尾根道を歩くというのである。

聞けばその道は、みんなめったに歩いたことがないところ、と言う触れ込みだったが、

実はボクはずっと以前(5年位前になるだろうか)に、プジョーで走ったことがある山道だった。

その時の景色の良さと気持ち良さははっきりと覚えているので、歩くにしてもきっと気持ち

良かろう。子ども主体の企画だけに距離としては大したことはなく、山道と言っても

高が知れている。出発してから1時間半も経たずに目的地の公園に到着し、お弁当を食べ、

子どもたちは遊び回った。

 

すっきりとした青空に、紅葉がとてもきれいで、風もほとんどなく、温かい。

ゆったりとした1日だった。

ただ、大した運動量でもないと思っていたのだが、意外と疲労感があり、帰宅後はしばらく

寝てしまった。

年齢かな・・・

 

 

 

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