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Diary December 2013

what is the terrorism ?

2013/12/01

 

某与党の幹事長様は、例の法案の反対デモをあげつらって、あれもテロの一種だと、

暴言を吐いておられるようだ。

ということは、政治家の先生方が、選挙運動中にクルマの屋根から複数の拡声器で、

訳の分からないお話をワーワーギャーギャーお話しなるのも、テロの一種になると思う

のだが、いかがだろうか。

 

terrorismを辞書で引いたら、「恐怖政治」とあった。

なるほど。幹事長先生のお言葉こそ、恐怖政治の走りである。

言論はかくして弾圧される。

 

++++

 

慌ただしくも、充実した1日だった。

ほんの1時間だが、異国にトリップした。

貴重な体験だった。このご縁を大事にしよう。

Are we terrorists?

2013/12/02

 

デモはテロではないと、担当大臣は答弁した。

でも、国は違えど、某国での反政府デモの首謀者は、結局反逆行為として、

逮捕されようとしている。

つまり、兎に角大人しく言うとおりにしていろと、センセイ方は仰るのだ。

 

ふざけるな、と言いたい。

 

せっかく票を入れて、「センセイ」にしてあげたのに、「センセイ」になったとたんに、

聞く耳を持たず、言うことも聞かない。

だから下々は声を上げるしかないではないか。絶叫であろうが何だろうが、

そうでもしなければ、雲の上のセンセイ方には、気持ちすら届かないではないか。

自らチャネルを閉ざしておいて、人をテロリスト呼ばわりするとは一体どういう了見か。

 

あの幹事長には、ちょっと期待していたのだが、絶望した。

あんな暴力的な人だとは思わなかった。期待した自分が馬鹿だった。

 

幹事長センセー。この無言の絶叫もテロですか?

 

本日の走行距離:20.5km、所要時間:1時間10分、

平均速:17.7km/h、最高速:37.9km/h、

今年の累積走行距離:約1750km

 

 

YUKIKAZE

2013/12/03

 

神林長平『戦闘妖精 雪風〈改〉』を読了する。

今さらながら、と言われそうだが、久しぶりに面白い・・・というよりも考えさせられるSFだった。

伊藤計劃の『虐殺器官』とはまったく異なる方向性のリアリティ溢れる描写なのだが、

どこか無機質で冷たい感じは、不思議なことに共通している。

 

OVA化もされていて、ずっと以前にアニメの方を先に見ていたのだが、

やはり小説の方が情報量が多く、読んでいて楽しい。

ただ、メカニカルな描写が非常に細かいので、アニメを先に見ていた方が、

読むのは楽かもしれない。

 

これが20年前に書かれた作品だということを考えると、

先日読み終えた『ロボット兵士の戦争』に書いてあることは、何ら目新しいことではなく、

むしろ陳腐な現状報告に過ぎなかったということになる。

ハイ・テクノロジーの結晶たる軍事技術の急速な進歩と効率化は、

人間を戦場から遠ざけ、さらに積極的に人間を排除することで戦争の本質を変えつつある。

 

ところで兵器の無人化、戦場の無人化と機械化は、戦争に限って見られる現象ではないだろう。

すでに、工業製品を製造するラインでは無人化と機械化が進んでいる。

流通の現場でも、医療の現場でも然りである。

かつて機械は人間ためにあった。今や、人間が機械のためにあるのではないかと思ってしまう

場面も珍しくはない。個人と組織(≒国家)との関係も同様だ。

 

ゆえに、現代の戦争において人間は「輪の中にいられるか」という問いは、極めて深刻な議論だ。

それはつまり、この社会において、人間の存在意義が問われているということだ。

私たちは、何のために働き、何をするために生きるのか。

 

特定秘密を巡る法律は、こうした問題を私たちに突き付けているはずだ。

あんな法律のもとで、ボクたちの暮らしは、幸せなものになるのだろうか。

headlines

2013/12/04

 

夜9時からの某公共放送のニュースのヘッドラインは、某国ナンバー2の失脚のニュース、

そしてその次のニュースは防空識別圏騒ぎ、そしてようやく秘密法案の国会審議のニュース

という順番だった。

近隣諸国はこれだけ不安定なのだから、安全保障にかかわる特定秘密はやっぱり必要でしょう、というバンドワゴン効果を狙ったかのような構成。さすが、首相人脈の会長がいらっしゃるだけある。公共放送の中立性はかなり怪しい。ジャーナリストを自認しているであろう

おじさんキャスターは、内心いかなる心持でいるのだろうか。

 

一方、夜10時から始まる民放ニュース番組でのヘッドラインは、秘密法案の国会審議、

その後副大統領の隣国訪問、そして選挙違反のニュースだった。

明日の強行採決を前に、首相、副首相、官房長官は法案通過の前祝にステーキを

ガツガツ食って怪気炎を上げているとも報道してくれた。

ぁ~やだやだ。なんて嫌味な連中を選んじゃったんだろうか。

民放だって資本の影響を大きく受けるからあまりあてにはならないが、今日に限っては

こちらの方が中立性を感じた。

 

秘密の法案が決まる前からこの体たらくだ。成立後の世の中がどうなるか、推して知るべし。

 

ところで、特定秘密を漏らして懲役刑を食らうとして、その人が懲役を食らうかどうかは、

裁判というプロセスを経て決められるのだろうか。ということは、その人がどのような秘密を

漏らしたかということが、公判において明らかにされるということだろうか。

それとも、まさかこの「秘密」漏洩に関しては、全てが非公開の、すなわち秘密裁判において

プロセスが進むということになるのだろうか・・・。

 

もし秘密裁判になるのなら、それって、すげえ怖いことだと思うんですが・・・。

the doctor after death

2013/12/05

 

参院で否決されても結局は衆院の優越で可決されてしまうんだと思うと、先生方のてんやわんやも、なんだかなぁ・・・と思ってしまう。半分はパフォーマンスだものね。

前回の選挙での投票率の低さを背景とした与党の圧勝そのものが、既に誤りだったと、今さらながら後悔したところで、後の祭り・・・

 

walk in the light while there is light

2013/12/06

 

貴重な精神修養の機会を得る。

 

とんでもない法案が成立したようだ。いよいよとんでもないことになってしまうのだろうか。

エーリッヒ・フロムの『自由からの闘争』とか、読んでみようか。

2013/12/07

 

今日も修養の一日だった。

学ぶことばかりだ。

 

実は明日も同じなのだ。

この日程が結構ハードなことに、今さらながら気が付いた。

準備が不十分である自分を激しく責める。責めたてたところで

どうにもならないのだが・・・。

 

liar

2013/12/09

 

あの首相が以前首相だった時、年金問題を1年で解決すると言って、結局できなかった。

先日も、外国で「放射能は完全にコントロールされている」と、とんでもない大嘘をついた。

だから、今日の「一般市民を巻き込むことは、断じてない」とかいうのも、きっとハッタリに違いない。

あの首相がものすごい虚言癖を持っているということを、踏まえたうえで、大体9割引きで

聞いておかないと、えらく失望することになる。

そう遠くない将来、十中八九、我々は巻き込まれる。それもとんでもないことに、だ。

 

第一、「巻き込む」っていうのは、一体どういう言葉の使い方なのだろうか。

 

「一般市民」っていうのは、一体どういう観点なのだろう?? 

やつらが我々を「一般市民」と言うということは、やつらは「一般」じゃないと自認していることを暗示する。

そう、やつらは「特別」なのだ。「特別」な世界に生きる「特別」な「選良」なのだ。

それに、法案が成立してから「もっと丁寧に説明するべきだった」とは、一体どういう了見だろうか。

成立してから言ってんじゃねぇ。成立する前にもっと丁寧に説明しろよ、である。

やっぱり十分な議論は尽くされていなかったのだ。尽くされていないと分かっているからこそ、

「丁寧にするべきだった」と、今さらながらの言い訳をしているのだ。

やり口が汚すぎる。あいつは国民を騙しているのだ。

 

首相が首相なら、知事も知事だ。

一年間の報酬を返上するという責任の取り方は、まったくフェアではない。

報酬ももらわずに職務を果たすのは、世の中の労働を否定し侮辱するものだ。

そうではなく、やはり一旦職を辞し、有権者の判断を仰ぐべきだ。

堂々と選挙を戦い、そこで再任されれば何ら問題はないではないか。

 

あの知事は何に執着しているのだろうか。

 

寒い一日だった。プジョーで走ったが、汗すらかかなかった。

本日の走行距離:20.8km、所要時間:1時間12分、

平均速:17.1km/h、最高速:41.4km/h、

今年の累積走行距離:約1771km

2013/12/10

 

パルロ・フレイレの『被抑圧者の教育学』を読了する。

 

「世界と人間に対して深い愛情のないところに対話はない。世界を引き受けることは創造と再創造の営みであり、愛のないところでそういうことはできない。

愛は対話の基礎であり、同時に対話そのものである。お互いの主体的な関係の内に立ち上がるものであり、支配したりされたりする関係の内に生まれるものではない。」

 

「対話のないところにコミュニケーションはないし、コミュニケーションの成立しないところに本来の教育もまた、ない。教育する者と教育される者が矛盾を乗り越え、

認識する。対象を仲介しながらともに認識する活動を行う相互主体的な認識を作り上げる場。それが教育である。」

 

いちいち、なるほどな、と思わせられる。

おそらくは、ここしばらくボクが実際に経験したことを自分として取り込まない限り、本書の理解には通じないのだろう。

たしかに、フレイレの指摘は、考えさせられるものが多かった。

 

対話のできない「非対話」さんは、実はボクらの身近にウヨウヨといるのだな。

そういった人たちを相手にしなければならないという現実に、相当打ちのめされながら、

・・・まだ少しは希望が見いだせるだろうか・・・

 

2013/12/11

 

朝一で医者に行き、血を抜いてもらう。

採血の前に血圧を測るのだが、特にお医者との間で話すこともなく、大人しくしていたら、「えらいですよ。木蓮さん。ちゃんと毎月、検査に来て・・・」と、

やたらとお褒めの言葉をいただいた。 「いやなに、ひと月分しか薬をくれないのは、そちらでしょう。だから仕方なく来るしかないじゃないですか」なんて反論はしない。

今まで生きてきた中で、あまり褒められた経験はないので、この際その褒め言葉はありがたく受け止めて、今後の生活の糧にしようと思った次第・・・。

 

今日の移動手段はプジョーを選択した。

このところ、ロードバイクにまるっきり乗っていない。C2は部屋で埃をかぶり、MR4は駐輪場のラックに置かれたまま、タイヤの空気がかなり甘くなっている始末だ。

結局のところ、ルックスの良さよりも使い勝手の良さなのだな、と思う。

考えてみれば、プジョーはもう17年選手なのだ。その割にはきれいに乗れていると自惚れている。いつまでこのバイクに乗れるだろうか・・・。

 

軽自動車の税金が増税されることがあっさり決まってしまったようだ。

原付の税金も増税されるのだとか。酷いもんだ。

下手すれば、自転車税の復活もあるかもね。

議員の歳費はいつになったらカットされるのだろうか。資産額が多ければ歳費は少なく、資産が少なければ歳費は多く、など柔軟な歳費の配分が検討されていいはずだ。

 

本日の走行距離:30km、所要時間:1時間45分、最高速:34.7km/h、平均速:17.1km/h、今年の累積走行距離:約1801km

 

2013/12/12

 

スタッドレスタイヤを買おうかどうか、迷っている。以前のクルマは黄色ナンバーで、

タイヤも小さかったので、それほどコストがかからなかった。

それに比べて、今乗っている車のタイヤサイズのスタッドレスの値段を調べてみると、

1本2万円を超えてしまう。ん~・・・・・

とりあえずはチェーンで済ませようかなぁ・・・しかしなぁ・・・・

いやはや。。。クルマのランニングコストって、バカにならないなぁ・・・・と、今さらながらに思う。

 

++++++++++

 

「秩序とは、『すべてのものが適切な場所にあり、すべてのものがその適切な機能を

果たしている状態』である。秩序をつくることは、『ふさわしい状態あるいは適切な状態にすること、

あるいはそのように維持すること。規則に従ってものごとを整えること。規制し、支配し、

管理すること』である」(バウマン『廃棄された生』)

 

なるほど。しかし、その秩序が誰によって維持されるかによって、事態は大きく変わる。

誰が「適切」さを定義しているのか。そしてそこにどのような境界線を設定するのだろうか。

そしてその境界線を設定する人は、そもそもそんな能力を最初から持っているのだろうか。

その人(存在)は、「適切さ」を適切に判断しうるのだろうか。

 

疑い出せばきりがない

 

a stone from another mountain

2013/12/13

 

さすがに実際の「処刑」とまではいかないけれど、自分の気に入らない「奴ら」を社会的に

抹殺しようとする(あるいはしてしまう)組織はこの国にもゴマンとあるわけで、

だから、隣国のあの事態に接して、確かに 「げっ」 とビックリはするけれど、

すぐに「ぁぁ、なんだ、うちと一緒か」と悲しいリアクションをしてしまうのもまた事実。

 

ぁぁ、こわい こわい。

 

リーダーがそんな思い切ったことをした後は、誰もが同じ轍を踏むことを恐れるあまり、

周囲がまったく自発的な行動を取らなくなるということも、つい最近どこかで目にしたような・・・。

そんな時に限って、「どうかみなさん積極的に意見を出せ」 とか 「私にいつでも直接意見をよこせ」 

とか いかにも 自分は民主的で物わかりの良いリーダーだというアピールだけはするけれど、

結局気が付くと何の責任も取らず、全部下々に押し付けて知らんぷり、なんてのも、つい最近、

すごく身近で目にしているようないないような・・・。

 

ぁぁ、いやだ いやだ。

 

そういうリーダーに限って、ことが極まって、にっちもさっちもいかなくなると、

「私は何も悪いことはしていない。ただ、上に言われてしただけだ」と、アイヒマンそのものの

逃げ口上で、誰よりも先に人知れずその場から姿を消すものだ。

まあ、多分、そう遠からず、そんな場面を目にすることもあるんじゃないかと、思ってはいるんだが・・・

 

こればっかりは神のみぞ知る、ってところだろうか。

 

+++++++++++++

 

G.ワシントンの艦載機が帰投しつつあるのだろうか、今日はホーネットがよく飛んでいた。

夕方には普段あまり目にしない、767系と思しき機体が旋回するのを目にしたが、

はて、あれはタンカーだろうか・・・。

それともVIPでも乗せるような特別機なのか。レドームを背負っているようには見えなかったので、

E767ではないだろう。となると、防空識別圏の騒ぎで、空中給油機の配備が少し変わったのか・・・

 

 

 

Adam's Apple

2013/12/15

 

今まで散々に言っておきながら、あっけなく「アダムの林檎」を齧ってしまった。

もう後には退けないか?・・・

尤も、齧ったのはチープな林檎の方なんだけどね・・・

Apple Literacy

2013/12/16

 

お昼頃だろうか、珍しい経路を飛ぶヘリコプターの2機編隊を見かけた。海上自衛隊のシーキングかと思っていたのだが、あの塗色からして、あれは海軍さんのだったのだな。

あのうちのどちらかが不時着したのか、と思うと、何とも複雑な気分。死者が出ないだけでも良かった。

さて、あまりメディアは騒がないけれど、超近い将来、海自がオスプレイを導入したら、やはり近所の基地にも配備されるのだろうか。

海軍さんも今回の不時着事故は頭の痛いところだろうが、それ以上に防衛省さんはそっとしておきたいことだろうな。特定秘密第1号かな?

 

林檎機械を購入した時に、アドレス帳の移行がうまくできなくて、悪戦苦闘。

アプリを入れたり開いたりするたびに、指と思考が止まり、悪戦苦闘。

結局、スマホってのは電話じゃなくて、PCなんだと、再認識。

「スマートフォン」ではなくて、「電話風パソコン」というコピーなら、きっとここまで普及しなかっただろうに・・・。

みんな電話だと思って買ってるから、えらいことになってるんだな・・・

 

と、えらいことになってる中高年がPC、いや、appleリテラシーの欠如に愕然としながら、独り寂しくぼやく。

 

本日の走行距離:20km、所要時間:1時間10分、最高速:31.1km/h、平均速:17.3km/h、今年の累積走行距離:約1821km

 

 

2013/12/18

 

雪になるかもしれないという予報を聞いて、慌ててスタッドレスを買いに出かけた。

向かったお店のレジの前には長蛇の列ができていて、びっくりした。

 

林檎機械のカバーを買い求めた。とりあえず滑り止めになればと思い、ソフトカバーを選んだ。

これで、胸ポケットに入れたのを忘れて、前かがみになったとたんに、ボチャンと水の中に落としてしまうリスクから

部分的にではあれ、解放されたことになる・・・?

そう思って油断していると、あっけなく水の中に消えていくことがあったりするかもしれないので、気を付けよう。

 

林檎機械を操作していると、いつの間にかそこに引き込まれている。入手して間もないのに、この体たらくだ。情けない・・・。

しかし、やはり、「面白いなぁ・・・」と我を忘れて俯いている。 ストレートネックにならないように気を付けよう・・・。

 

 

2013/12/19

 

一日中、冷たい雨が降り続ける一日だった。

低く垂れこめた灰色の雨雲を背景に、やはり灰色のホーネットが2機、翼端からヴェイパーを引き爆音を立てて飛び立っていく。

雲のせいで高度が低いのだろうか、いつもより騒音がひどい。

 

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福助からサンタさんへのリクエストが上がってきたので、サンタさんの手伝いでおもちゃ屋をハシゴする。

毎年のことではあるが、ピンポイントで「これが欲しい」とはっきりと指定されるので、案外ややこしい。

 

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もっと早く「辞める」と言っていればよかったのに、物事のタイミングの見極めは、難しいものなのだなと思う。

次の候補をどうするか、センセイ方は凝りもせずに自分のことしか考えずに、あれこれと相談しているようだが、

とにかく7年後のお祭り騒ぎのことよりも、もっと身近でややこしくてしんどいことをちゃんと考えてくれる人に立候補してもらいたいものだ。

元五輪とか、元防衛とか、現文科とか、ありえないでしょう。

 

2013/12/20

 

晴れたり曇ったり雨降りだったり嵐だったり、いろいろな天気の一日だった。そしてとても寒かった。

 

マイク・デイヴィス『スラムの惑星』を読んでいる。

これまであまりなじみのない分野の本なので、今まで知らなかった見方が多く、とても勉強になる。

「正規雇用が停滞するか悪化した状況下での土地インフレは、人口過密を加速させるピストンなのだ」(p.138)

なるほど。この国でもそれが当てはまるだろうか。

 

それにしても、読めば読むほど気が重くなる本だ。・・・考えてみれば最近そんなのばかりだな・・・

 

 

 

Blue Sky

2013/12/22

 

このところずっとロードバイクに乗っていないことを密かに気に病んでいた。

天気もいいことだし、今日はちょっとロードバイクで走ってみることにした。行き先は江ノ島である。

ロードバイクの勘を取り戻すにはちょうどいい距離だし、道もすべて分かっている。

少し寒いので、ヒートテックのTシャツに長袖T、ビブショーツを久しぶりに穿いて、長袖の防寒用

サイクルジャケットを着込んだ。シューズにもウォーマーを取り付けた。

 

新兵器の林檎機械をハンドルステムにマウントする。サイクリング用のアプリはGPSを多用するためか電池の消耗が結構激しいので、外部バッテリーを接続する。

 

さて、出発だ。

久しぶりにロードバイクに乗ると、やはり怖さが先に立つ。バランスのとり方が独特だからだろうか。

しかし境川のサイクリングロードに入ってしまえば、もう、こちらのもので、あとはひたすら青い空と

白い雲を眺めながら、ゆっくりとクランクを回すだけだ。

北風を追い風にして、結構なペースで南下する。

いろんな悩みや問題があるけれど、まあそれは置いといて、単純に気持ち良かった。

 

1時間半も経たないうちに江ノ島に到着する。コンビニで昼食を買い求め、灯台のある埠頭に行くと

海自が掃海艇「えのしま」の一般公開をしていた。最新鋭の部類に入るこの掃海艇はFRP製だと

いうことだったが、任務も装備もちょっと特殊なだけに、今ひとつピンとこなかった。海自の掃海は

帝国海軍以来の伝統を受け継ぐ歴史性を持ち、技術的にも世界屈指であることは知っているが、

どうも、足を止めてじっと装備を見入る、というところまでいかなかった。

 

帰り道はずっとひどい向かい風との戦いだった。

途中、とある交差点で赤信号で止まっている時に、クロスバイクにまたがったおじいさんに

声を掛けられ、「このクロスバイクは走らない。サドルもかたくてよろしくない」と愚痴を

こぼされてしまった。見れば結構名の通ったしっかりしたブランドのクロスバイクに乗っておられる。

「走らないことはないでしょう」と答えつつ、きっと何か根本的なところで勘違いしておられるような

印象を受けた。

 

最期に行きつけの自転車屋に立ち寄り、GIANTの最新モデルについての講義を店員から聞いて、

結局家に帰り着いたのは日が暮れてからだった。

膝も痛くならず、怪我もせず、快適なサイクリングを堪能した1日だった。満足満足・・・

 

本日の走行距離(サイクルコンピュータ計測値):58.05㎞、所要時間:3時間、

最高速35.2㎞/h、平均速:19.3㎞/h、今年の累積走行距離:約1880㎞

 

 

bullets of our names

2013/12/23

 

今日は寒い。プジョーで出かけたのだが、体が温まるまでに5㎞以上は走らなければならなかった。

暖まった自らの血液が、内側から体を温めてくれるのを実感した。

 

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ほら、見ろ。この国は完全に右に舵を切った。

1万発もの銃弾と引き換えに、この国はあの国に何を迫るのだろうか。

それとも1万発の銃弾分の国連負担金を免除でもしてもらうのだろうか。

燃料の次は銃弾になった。

銃弾の次は、ロケット弾だろうか。

そして、ミサイル、装甲車、戦車、戦闘機、戦艦、兵士と、きっとこれからなし崩し的に要求は続き、

際限なく続く血の海に引きずり込まれていくに違いない。

その陰で満足げな笑みを浮かべるのは何枚もの舌を持つセンセイ方とこの国の軍産複合体関係者だろう。

 

ボクらの税金で賄われた銃弾が、遥か彼方のどこかの国の、名も知らぬ誰かの命を奪うことになるのだろうか。

そんなことを想像すると、ボクの今の生活はどれだけ偽善に満ちているのかと悩んでしまう。

こんなことになることは半ば予想できていたことだが、願わくば、前回の選挙の時まで時間を巻き戻し、

今の状況をひっくり返すことはできないだろうか。

 

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そう言えば、昨晩、某公共放送の特集番組を夫婦で見たのだった。

ブラウン管の中で繰り広げられるセンセイ方の権力闘争を見ていた妻が

「この人たちの話には、国民の視点というものがまったく入っていない」と批判した。

まったくそのとおり。センセイ方にとっては、消費税も地方分権も、特定秘密も武器輸出も、沖縄の基地も、

結局のところ自らの権力を維持するための手段に過ぎないのだ。

 

これだけテクノロジーが進んでいるのだ。どうにかして、直接民主制が実現できないものだろうか。

愚かな小市民には、そんな妄想を抱くことぐらいしかできない。

 

本日の走行距離:20.4km、所要時間:1時間5分、平均速:約18km/h、今年の累積走行距離:約1900km

Ironical National Park

2013/12/24

 

あの国は「そんなに急いでいなかった。あくまでも予備だ」と言い張っている。

予備だったら、自国に頼めばいいのに、なんでまたこの国に頼むのだろうか。しかも、このタイミングで。

本当にこの国が右向きになったのかどうかを、どこかの誰かが確かめたのではなかろうか。

わずか1日で銃弾を融通する国ならば、今は後方支援に当たる兵士を前線に「例外措置」として送り出すこともできるだろうと、

周囲は考えるのではなかろうか。

 

ん~・・・「今回は例外」とか「特例」とかいう言葉は、どこかで聞いた覚えがあるぞ・・・。

あぶないあぶない・・・。

「例外」とか「特例」は正式な手続きを踏まないままにどんどん拡大解釈されていくぞ。

危険だ。危険すぎる。

 

慶良間の海を国定公園にする代わりに、辺野古の海を差し出せと迫る政府の何とエゲツナイことか。

またそれについて特段の批判もなく情報を垂れ流す某公共放送のなんと政権寄りのことか。

特にここ最近、公共放送としての中立性が損なわれているように思えるのは気のせいだろうか。

 

数年前に品格がどうのこうのという人がいたと思うけど、その人に言わせたら今の諸々の状況についてどのように語られるのだろうか・・・。

 

秘密の法律の成立過程、銃弾の融通、沖縄の基地問題、おまけにお金を借りて辞めちゃった知事さんの問題、

これらすべて、新設される「道徳科」の教材にもってこいではないか。

そうか。あの首相(知事も)はきっと「道徳科」の良き教材を提供すべく、これらの問題を扱っておられるのだな。

さすが、かつて「美しい国」を標榜されるだけのことはある。

 

まあ、現状として、すべてにおいて「道徳的」に大いに問題があると思うけれど・・・。

Price of  the Coral Reef

2013/12/25

 

妻と福助がミュージカルを見に行くというので、一緒に行くことにした。

アマチュア劇団のミュージカルだから大したことはないのだろうと思っていたのだが、意外や意外、

とてもしっかりした作りで、非常に面白かった。久しぶりに、とても純粋な気持ちになれた気がする。

 

無敗投手が鳴り物入りでアメリカに渡ることになったそうだ。

「いい選手がみんなアメリカに渡ってしまう。これではプロ野球はマイナーリーグだ」と

ぼやく元監督。・・・まさしく植民地主義そのものだな・・・と、思いつつ、

「20億円だって。毎日3食クリスマスケーキを食べても食べきれないくらいのお金だよ」と

福助に話すと、へ~・・・という表情を浮かべる。

 

+++

 

普段時事ニュースにはあまり関心がなさそうなまるちゃんが

珍しく沖縄の基地関連のニュースを興味深げに見ていた。

「すごいね。これからしばらく毎年3000億円だって」とボクが話をすると、

「でも、サンゴは死んじゃうんでしょう?」と返してくる。

「そうだね」と答えると、到底納得できないという表情で画面を見つめている。

そして首相の顔がアップになると、「私、なんか、この人嫌い」と 言い捨てた。

さすが、まるちゃん。ボクの娘だな。

 

野球の植民地化はまだカワイイもので、軍事的にはもう敗戦以降ずっと植民地になっているので

今さらなのだが、結局この国の政府は沖縄に対して植民地的態度を改めるどころか強化している

わけで、なんとも、救いようがない。

米軍のオスプレイの訓練を半減させても、結局近々自衛隊に導入するオスプレイの訓練を

その分沖縄でやるんじゃなかろうか。

今後10年にわたる3000億の振興費も、結局本土の大企業が吸い上げて持って行って

しまうんじゃないだろうか。

 

滑走路を建設することで失われるサンゴ礁の代償は、きっととてつもないものになるに違いない。

「しまった、あんなことをするんじゃなかった」と、その時思い至っても、取り返しはつかない。

それは有明の海を埋め立てた、あの最悪の公共事業の今と全く同じものになるだろう。

 

 

 

 

the separation of religion and politics

2013/12/26

 

あんな人間を首相にしておいて、本当に大丈夫なんだろうか。

ほんとうに不戦を誓い、御霊に対する尊敬の念を持っているのなら、なぜ今まで毎日参拝しないのか?

私的な参拝であるなら、なぜ公用車を使って乗り付けるのか?

結局あの人は、前回首相だった時に果たせなかった個人的な想いを遂げるためだけに、参拝したのではないのか?

 

参拝後の記者会見は、結局「夢見る乙女の恋心」をだらしなく吐露していたに過ぎない。

お前の個人的感傷にお付き合いするほど、世の中の余裕はないのだ。

 

あの人の行動は、本当に国益に叶っているのだろうか?

いやむしろ、あの人の行動に国民の多くは振り回されているだけではなかろうか。

自由で民主的な国家であるならば、なんであんな乱暴な法律を成立させてしまうのだろうか。

言ってることとやってることが、まるっきり分裂しているではないか。

もうなんだか、どうにもならないですな。

恐らくそう遠くない将来に、この国はまず間違いなく戦争に巻き込まれるんだろうな。

その時はやはり、お偉い先生方はみんな責任を取らずにトンズラするんだろうな。

 

あの人の顔に、チョビ髭を生やしたら、まるっきり鍵十字の独裁者にそっくりだよな~・・・と思えてならないんだけど・・・

 

 

2013/12/28

 

寒いけれど大体天気は良いので、極力自転車で出かけるようにしている。

健康のために、と思っているのだが、これだけ内外の気温差が激しいと、

身体がついていくのが大変で、本当にこれが身体に良いのか、

ほんの少し疑問に感じるときもある。まあ、楽しいから良しとしておこう。

ただ、そのせいなのか、昨日今日とやたらと体がだるくて仕方がなかった。

少し風邪で引いてしまったのだろうか。

それとも一昨日の夜更かしと、ちょっとした暴飲暴食が祟ってしまったのだろうか・・・。

 

ようやくにしてバウマン『廃棄された生』を読了する。

消費社会=市場社会、雇用の流動化、人間関係の商品化、親密性の変容、

テクノロジーへの代替・・・

どうにも将来への展望が見えてこないことばかりで、閉塞感だけが残る。

あわせて、デイヴィス『スラムの惑星』も読了したが、こちらも「廃棄」がキーワードに

なっていて、やはり閉塞感が先行する。

なんだかコンビネーション・パンチを喰らったような気分だ。

 

いつもこの時期になって慌てて年賀状を書いている。毎年もっと余裕を持ちたいと思うのだが、

結局今年もこれまでの反省が活かされることはなかった。

そして、まったく思いがけないことに見舞われた。ん~む・・・。

 

昨日・今日の走行距離:34.5km

所用時間:2時間

今年の累積走行距離:約1935km

 

 

 

 

 

 

2013/12/29

 

プチ帰省する。 親孝行をしたつもりになっているが、何の孝行にもなっていないことは、十分自覚している。

このままじゃあいけないなあと、いつも思うのだ。

思うだけで甘えてしまっている自分が、また情けない。

 

夕方、母を連れて買い物に出かけると、通りかかった橋の上から、夕日に照らされて桜色に染まった富士山を眺めることができた。

ハンドルを握っていたので写真を撮ることができず、仕方がないので、記憶に焼き付けた。

家にいた父とまるちゃんに「きれいだから外に出て眺めてみろ」と電話で知らせたのだが(知らせずにいられぬほどきれいだったのだ)、

電話を受けて父が富士山を見た時にはすでに、その色ではなかったという。

僅かな瞬間に巡り合えてラッキーだった。

何事もタイミングが大事ってことか。

a careless middle age

2013/12/30

 

この時季、あまりに汚れた車に乗っているのは、ちょっと見栄えが悪すぎるだろう、ということで、洗車をする。

ところが、いざ洗おうという段になって、買い置きしておいたはずの洗剤やらワックス類が見当たらないことに気が付いた。

慌てて近所に店に車を走らせたのだが、信号を右折してしばらく走っていると、妙に外の音が生々しく聞こえる。

とりあえず運転席の窓は開いていないので、とりあえずどこかの窓があいているのかとボタンを操作して確認するが、どの窓も開いていない。

 

?????・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・!!!!!

 

そうだ。さっき洗車用具の確認をした時にトランクを開けたまま、閉じていなかった!

慌ててクルマを停め、トランクを閉める。

ボクのクルマはセダンではない。ミニバンである。

トランク、すなわち、後ろのドアを全開にして、街中をしばらく走っていたのだ。

いかんいかん・・・ 最近、どうもこういうことが多い。

 

こういうボクを見て、妻は「私と似てきたじゃない・・・」とニヤニヤするのである。

2013/12/31

 

今年も、いろいろと ありました・・・

今年もお世話になりました。

 

来年はどうか良い年になりますように。

 

みなさまも良いお年をお迎えください。

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