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Diary  May 2016

2016/05/01

福助とロングライドに出かける。目指すは江の島。

2年ほど前だろうか、気まぐれで江の島を目指したものの、出発したのがお昼をかなり過ぎてからだったということもあって、

途中まで行ったところで断念した経緯があり、福助本人としてはリベンジとなる。

晴れているものの、暑すぎず寒すぎず、なかなかのサイクリング日和。風も大して強くはない。福助が駆るのはご近所からいただいた子ども車。

ボクはプジョーである。スピードを求めるわけにはいかないので、パニヤバックをつけたプジョーは子ども連れのロングライドにはうってつけだ。

川沿いのサイクリングロードに出てしまえば、目的地まではほぼ平坦な安全な道だが、今日はGWということもあってサイクリングに出かける人が

滅茶苦茶多く、びっくりした。あんな数のロードバイクがこの自転車道を走っているのを見るのは初めてである。

 

福助はそんな状況でも臆することなく、結構いいペースで走っていく。ボクは彼の後ろにピッタリくっついて安全確認をしながら様子を見ている。

ボクは普段は一人で走っているので、誰かと一緒にサイクリングするのはほとんど経験がない。

それだけに走り慣れた道であってもまったく景色が違って見えた。

 

彼の後輪がパタンパタンと音を立てている。よく見るとホイールがブレている。振れ取りをしてもらわなければならないないな・・・。

よくよく考えてみれば、福助の自転車は子ども車とは言え、ホイールサイズはボクのプジョーと同じ26インチである。

写真を見てもわかるように、ホイールベースもほぼ同じ。要は低身長の子どもでも乗れるようにシートチューブが短いのだが、

実は福助の身長に合うようにシートポストを長いものに交換しているので、ポジションとしてはボクのプジョーとさして変わらない。

ただ、ブレーキやクランクそして駆動系はママチャリそのものなので、そもそもがロングライドには向いていない。

それでも福助は無邪気に喜んでペダルを踏んでいる。

ボクの息子だ。そのうち「こんな自転車では走れない」とか言いそうだ。

いや、そもそもあんな貧弱なブレーキの自転車に乗せて、往復60㎞も走らせる親の方がどうかしているかもしれない。

それでも福助は無邪気に走っている。

 

ロードバイクに抜き去られながら、いつかはあのペースで福助と一緒に走る日を思い描いた。

ボクはいつものカーボンで、福助はアルバイトをして自分で稼いだ金で買ったロードバイクで、ハイペースで江の島を目指すのだ。

ボクの先を走る福助に「なんだ、父さん、案外遅いんだな」と言われる日は実はそんなに遠くないのかもしれない。

 

約2時間で江の島に到着し、海を見ながらトンビを警戒しつつ昼食を食べ、弁天さんにお参りをした。

親子でテツなので、江ノ電が走るのを線路際で眺めて感嘆し、帰途に就いた。

幸い帰り道は追い風をもらえたので、ペースが落ちることはなく、福助は元気に走り切った。

往復で4時間というタイムはそんなに悪くないと思う。福助は確実に成長している。

次は100㎞を狙いたいところだが、さすがに子ども車では難しいだろうか。

 

本日の走行距離:62.2㎞、所要時間:3時間59分、平均速:15.4㎞/h、最高速度:27.3㎞/h

 

2016/05/05

妻の体調も快方に向かいつつあるので、GW後半は日帰りで家族小旅行を楽しむ。

まずは沼津で冷凍シーラカンスを見物し、本栖湖あたりで芝桜を堪能した。

一日空けて、今日は観音崎でぶらぶらと過ごした。

子どもが大きくなっていることもあって、年々こうした家族イベントが楽しく充実しつつある。

2016/05/07

昨日から妻は仕事、子どもたちは学校と、すっかり日常が再開した。土曜日の今日も妻は仕事、まるちゃんは講習、福助はサッカー、

ボクはボランティアと、GW最終盤とは何の関係もない一日を過ごす。

とは言え、これまでの疲れが出たのか、午後はぐったりと寝て過ごしてしまった。

いつものことながら、月曜日にちゃんと社会復帰できるのか、大いに不安を感じている。

2016/05/10

昼食をとったすぐ後は30分ほど歩くようにしている。自転車通勤をしなくなってしまったので、確実に運動不足である。

せめて食後にでも歩いておかないと、どんなことになるか空恐ろしい。

幸いキャンパスとその周辺には緑が溢れているので、うろうろ歩き回るだけで随分と幸せな気分になる。

もうすぐ雨が降るのだろうか、湿度の高い重い空気の中に濃密な新緑の香りが満ち満ちている。

花の季節が過ぎてしまってつまらないと毎年思うのだが、鮮やかな新緑を目にすると、その認識が間違いであることに

すぐに気が付くのである。

2016/05/12

たしかに、大統領として初めての訪問となることは歴史的な快挙であろうが、もう先の無い、いわゆるレーム・ダックの大統領が訪問しても、

あまり意味はないのではないかと穿った見方をしてしまう。「核兵器のない世界」を目指していたなら、かの国の国内世論がどうあろうと、

ノーベル賞をもらっちゃう前後に訪問すべきはずである。それを今さらになってやっと訪問するということは、結局は「歴史に名を刻みたい」

というあさましい欲しか見えてこないのだが。おまけに「訪問イコール謝罪ではない」とあらかじめきっちり釘を刺しているところが面白い。

謝罪しようがしなかろうがそんなことはどうでもよくて、あんた方が落とした原爆が実際どんなもんだったか、政治家として、よく見て考えろ

と言いたいだけなんだけど。ボク個人としてはそう思う。ついでに言うと、大統領が寿司を食ったあの界隈も、奴らが落とした焼夷弾のおかげで

見渡す限り焼け野原だったことを分かっているのだろうか。安倍は寿司を喰わせるついでに、そのことをしっかりと釘を刺したのだろうか

(そんなことあるわけないか)。つまり、あいつらは原爆だけじゃなく、国内の主要都市のほとんどに非人道的な絨毯爆撃を仕掛け、無数の

無辜の民間人の命を奪い人生を狂わせ、恐怖と絶望を与えたということを分かっているのかということなのだ。そして、安倍は、そういう悲劇を

歯止めを失い暴走した狂気の軍部が自らの失政の結果として招いたということを分かっているのかということなのだ。

大統領に合わせてすべての日程を変更してまでついて回ろうとする安倍を見ていればそんな認識は皆無だということがよく分かる。

あいつこそ魂を売っている。まるで太鼓持ちかピエロだ。

ついでに向こうの国の要求どおり、真珠湾に行って奇襲したことのお詫びをしてくればいい。

2016/05/14

午前中はボランティア活動、午後は福助と出かける。前半は父親のわがままに付き合ってもらい、後半は息子のわがままを聞いた。

ボクは折り畳み8インチ車のキャリーミーを自転車屋に持っていき、新しいハンドルへの交換をお願いした。

ちょっと値は張るが、これからの使い勝手を考えてのことである。出来上がるのは1~2週間後とのことである。

その後は福助に付き合って、レンタルレイアウトのある模型屋さんに出かけ、鉄道模型を走らせた。もちろん楽しんだのは福助だけではない。

帰宅後、夕食をとってボクは勤務地に戻る。仕事で戻るわけではないところが、なんともね

2016/05/15

単身赴任以降、初めて一人で過ごす日曜日となった。朝一の用事を終え、ロングライドに出かけたが、ふと思いついて近所の図書館で

新しく貸し出しカードを作ってもらうことにした。

書類に必要事項を記入して窓口に提出すると、端末を操作していた係の人が「以前、登録してましたよね?」と少年時代の住所を口にした。

さすが。生まれ故郷だけある。30年近く前の記録が残っているとは、ちょっとびっくりだったが、結局貸し出しカードは新規取得ではなく、

再発行ということになり、100円の手間賃をとられてしまった。若干疑問を感じなくもないが、まあしょうがない。良しとしよう。

 

その後、ホビーショーを見物し、大崩海岸の喫茶店でコーヒーを飲み、太平洋岸自転車道を三保半島まで走り、帰宅するまでざっと80㎞。

非常に充実した日曜日だった。

2016/05/20

去る火曜日のこと。夜中に掛け布団を剥ぐってしまったらしく、起きた時に少し喉の痛みを感じた。その時は大したことはないだろうと思っていたのだが、夕方から始まった研修を受けているときに、空調の直撃風を受けていたところ急に鼻水が止まらなくなり、体も重くなってしまった。

それでも食欲は落ちないので、元気に自炊してモリモリ食べたのだが、翌朝起床したときには、喉がヒリヒリと痛んで仕方なかった。

考えてみればここ数日、食べても食べてもお腹が空いて仕方がなかった。こんな風に食欲がおかしくなると、体調が崩れるというのが

いつものパターンで、案の定風邪をひいた。

さて、こうなると困るのが医者である。近所にどんな病院があり、どこがヤブで、どこが名医なのか?さっぱりわからない。

ぐーぐるさまにお尋ねしても、近所でヒットする病院は3件しか(!)ないのである。

いい医者かどうかを探し当てるには、結局実際に当たってみるしかない。演繹法は成り立たないので、経験的に解決するしかないわけだ。

というわけで、家から一番近い医者にチャレンジしてみたところ、なかなか好感触。しっかりと説明をしてくれて、薬を出してくれた。

持病の管理もゆくゆくはここでお願いしようかな?と思ってみたりして。

2016/05/21

福助の小学校最後の運動会だった。

開会式では1年生のプラカードを持って先頭で入場し、100m徒競走では隣のコースの走者に僅差で負けて3位に終わったものの、

騎馬戦の個人戦では相手の騎馬武者を押し倒して勝利を収め、今話題の組体操では3段ピラミッドの最上段を立派にこなした。

まるちゃんが通っていた頃から数えると足掛け11年になるだろうか。ボクは場所取りと写真・ビデオ撮りで駆けずり回り、

妻はお弁当作りでてんてこ舞いだった。それも今年で終わると思うと、なんだか感慨ひとしおである。

福助もそれなりに思うところがあるらしく、一生懸命頑張っていた。いい一日だった。

2016/05/26

火曜日にいろいろな人に会って、妙に緊張した時間を過ごした反動なのか、水曜日に再び軽く体調を崩し、何とか今日は持ち直した。

疲労の蓄積ということもあるのだろうが、それよりもやはり自動車通勤による運動不足の方が大きいのだろうと推測している。

やっぱり自転車通勤を本気で検討しよう。

 

修理に出したCarry Meは既に戻って来ているのだが、やはり通勤に使うには無理がある。

現実的にはプジョーのホイールとドライブトレーンをブラッシュアップして、勤務地に持ち込むのが一番だろうと思っているが

さて、どうしたもんだろうか・・・

 

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本来であるならば「参拝」であるべきだと思うのだが、「訪問」となったことについてとても違和感を覚える。

内宮の正面まで行って、参拝もせずに写真だけ撮って帰るとは、何たる無礼。

それはおいといて、そもそも伊勢神宮で首相が出迎えるというのは、政教分離に反するのではないかと素朴に思うのだが、なぜそういう疑問が

沸き起こってこないのだろうか。

今回のサミットは異常なほど宗教性が強調されている気がして、ボクはすごく薄気味悪く感じる。

 

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