inward
ワガ ココロノ ウチナル コエ
A New Year's Day
2014/01/01
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年もまた、ダラダラと書きつけていきたいと思います。
朝は6時半ごろに、「私たちは初日の出を見に行くけど、どうする?」と突然声を掛けられて、一瞬、逡巡したのだが、今年は期するものもあり、やはり家族みんなで
初日を拝んでおくべきだろうと思い立ち、急いで着替えて近くの高台に出かけた。毎年初日を拝んでいる妻に言わせると、今年は近年になく良い天気に恵まれた
そうで、美しい初日の出に願をかけることができた。
午後遅くになってから、一ノ宮に初詣に出かけた。
もの凄い人出で、びっくりしたけれど、初詣らしい雰囲気が何とも言えず楽しかった。
御神籤を引くと「中吉」。そしてその書き出しが「ようやく春の訪れです」ときた。もうその一言を目にしただけで、なんだかうれしい気持ちになった。
何も当てにならず、単純なことなんだけど、世の中そんなものの積み重ねじゃなかろうか。だから、案外、幸先良いのではないかと、思ってみたりする。
さて・・・、どんな一年になることやら。
Diary January 2014
Apple trouble
2014/01/05
1月3日の夜に、うまい具合にUターンラッシュを切り抜けて(とはいえ、いつもより相当時間がかかったのだが・・・)帰宅したまではよかったが、
就寝中に突然の腹痛に見舞われ、昨日はダウン。
お腹の風邪なのか、疲れが出たのか、飲みすぎなのか、食べすぎなのか・・・。ん~む、どれも当てはまる・・・。いずれにしても、さほど大したことはなかったので、
昨日一日横になっていたら何とか回復した。…最近こういうことが少なくない。齢をとるっていうのはこういうことか・・・。
実は年末から、まるちゃんが使っている林檎電話が不調なのである。 いきなりアプリが立ち上がり、制御不能に陥る。
OSの再インストールをしてみたり、いろいろしてみたのだが、もう素人では手が出せないくらいの壊れっぷりなのだ。
まるちゃん的には、友達とのやり取りなどに支障があるらしく、とにかく早く修理に出したいところのようだが、いかんせん年末年始ということもあり、ままならない。
ボクが腹痛にならなければ昨日修理屋に持ち込めたのだが、それも叶わず。結局、今日になって一緒に修理屋に出かけることになった。
ネットで最寄りの修理屋を探し、出かけてみる。大型モールの中にあるその店は、早めに出かけないと渋滞したり混雑したり、大変なことになる。
幸いにも大混雑が始まる前だったので、すんなりと修理屋にたどり着いたのだが、店頭で症状を伝えると「その機種は現在在庫がないので対応できない」とのこと。
故障したモノを一度も見ずに、その症状なら即交換、と即断する店頭のお姉ちゃんの言いっぷりにも内心びっくり。
さらに「ここでは対応できないから、他店に行け」(←要約。もちろん、実際にはもっと丁寧で的確なセリフ)
「他店に在庫があるかどうかは、自分で調べろ」(←要約。まあ、考えてみればまっとうな答えだけどさ・・・)
ボクには他店がどこにあるかわからなかったので、「お姉ちゃんが持ってるリストをメモさせてほしいんだけど」とアナログな要求をすると、
「お客の林檎電話のカメラで撮影したらどうだ」とデジタルな提案される始末。
いやいや、店頭のお姉ちゃんの対応は、非常に効率的で素晴らしいものだったし、的確でスマートに違いなかったのだが、どうもしっくりこない・・・。
なぜだろうか・・・と、訝しみながら、まるちゃんを連れてその修理屋を後にし、他店に問い合わせる。
結局問い合わせた2軒目のお店に「最後の一つ」の在庫があることが分かり、すぐに移動した。
新たに尋ねた修理屋さんは、実はカメラ屋さんで、だけど、カメラ屋さんのはずなのに、店内にカメラはほとんど並んでおらず、店の半分は携帯端末で
占領されていた。カメラ屋が電話屋(いや、それはすでに電話ではなく携帯PCなのだが・・・)になってしまったのか・・・と、思いつつ、
今度は優しいお兄さんに対応してもらう。
水没ではないことを確認してもらうと、どうやら故障の原因は「操作上の原因はまずありえないので、おそらくは基板上の微細な傷だろう」とのこと。
そんなこともあるのかね・・・と、ちょっと疑いつつ、そして「ソフトウェアの問題じゃないのかね」とも思いつつ、保証期間内につき無償交換ということで、片が付く。
壊れたものがそのまま新品に交換されるということに対しては、しかしやはりどうもしっくりこない。
そういう世の中だからしょうがないと言えばそれまでだが、そして、ここでどうのこうの言ったところでどうにもならないが。
新年早々に巻き込まれた林檎の機械のトラブルで、いろいろと考えさせられた一日だった。
2014/01/06
やはりなんとなくお腹がすっきりしないので、検査も兼ねて朝一で病院に出かけた。
今年最初の診察日という日に、ボクが一番乗りってのもなんだなぁ・・・と、バカなことを思い浮かべながら、診察開始の時刻より30分も早く到着したのに、
整理券代わりの番号札は、なんと「11」。先月この時間に来た時には「1番」で、その前の月は確か「2番」だったはずなのに・・・
さすがに年末年始で病気やら体調不良を溜め込んできている人が多いらしい(・・・そうか、ボクも他人のことは言えないのだった・・・)。
結局待つこと1時間半。総合病院ではない。普通の開業医さんなのだが、これだけ待たされるのも、繁盛している証拠かと自らを納得させる。
待っている間は神林長平の『アンブロークン・アロー』を読み進める。以前読んでいた『戦闘妖精・雪風』の3作目である。
2作目の『グッドラック』から、かなり心理描写が濃密になってきているのが気になっていたが、3作目になるとさらに哲学的な議論まで出てきてしまって、
相当に読み応えのある作品だ。つまらなくはないのだが、ちょっと重すぎる部分もあって、専門書を読んでいる気分になってしまうのが玉に瑕か。
・・・
1時間経過したところで、やっぱりくたびれてしまって、夢枕獏『陰陽師』に切り替えた。
・・・
そして30分・・・。ようやくボクの名が呼ばれた。
よく考えてみれば先月の検査結果を聞いていなかった。お医者が言うには、「良いですよ。順調ですね」とのこと。また褒められた。
そして腹痛に見舞われたことを告げると、(当たり前だが)しっかりと診察をしてくれた。もちろん、血も抜かれる。
お腹の方は、「胃腸炎かもしれませんね」、とのこと。胃腸の薬を出してもらうことになった。
ヴァカン『貧困という監獄』を読み進めているが、バウマン『廃棄された生』と同じ内容を、より具体的な事例でなぞっているような本で、げんなりする。
内容が詰まらなくてげんなりするのではなく、あまりに先の展望が見えなくて、いやになるという意味である。
それがまた、ここ最近のアベノミクス(一部、それはアホノミクスとも言われているらしいが・・・)とやらで怪気炎を上げ続けているセンセイ方のやり方を
見せられるにつけ、ブルーな気分にしかならない。『貧困という監獄』では監獄が取り上げられているが、学校は監獄の亜種なので(いや、監獄が学校の
亜種なのか・・・まあどっちでもいい。要は全制施設なのだから)、ヴァカンの主張は学校教育を対象としても何かが言えそうだな・・・と思いつつ・・・。
監獄の増加と囚人の増加は見かけ上の失業者数を減少させ、一時的な失業率の低下を誘導するとあるが、これは中等教育や高等教育の急激な拡大に
呼応するのではないか・・・。とすれば、80年代後半以降の教育拡大は、教育の機会均等としての教育(福祉)政策としてよりも、雇用・労働政策の一環か・・・
2014/01/07
国家安全保障局とやらは、本当にボクたちの安全を保障してくれるのだろうか?
地中海の国に原発と、戦車のエンジンの共同開発を売り込むことが、「安全保障」なのだろうか?
ボクにはよく分からない。
初代局長は70歳だという・・・大丈夫なんだろうか・・・
年齢的にとかではなく、思想的にという意味である。
もちろん、あの首相の肝いり、というか、お気に入りなのだから、右も右に決まっている。
合わせて、新たに立候補した元軍人も、元々知事の(個人的)推薦を受けたりして、これもまた極右に等しい立場のお方・・・
大丈夫なんだろうか・・・
そんなニュースを横目に見ながら、昨日読み残してしまった本を読んでしまおう。
「その国の社会・経済政策が、社会関係の『商品化』を推し進めるネオリベラリズムに深く影響されていればいるほど、そしてその国の福祉体制が
はじめから脆弱であればあるほど確実に一挙に刑罰国家化が進む」というヴァカンの仮説は、かなりの真実味をもつような気がする。
もうしばらくしたら、かつての「特高」を彷彿とさせるような組織が立ち上がってくるんじゃないかなぁ・・・
どうも、今一つすっきりしない気分のままである。
2014/01/08
たった一人の逃亡犯を4000人もの警察官が追いかけるというのは、なかなかすごい。
報道を何も考えずに見ていると、その逃亡犯がいかにも凶悪犯のように描き出されているけれど、元々監視が甘くて取り逃がしたのは当局なのだ。
4000人ものスタッフを投入するあたり、いかに焦っているかがよく分かる。
まさしく警察国家だ。
これだけ人の目がある地域で、これだけの時間逃げおおせているということは、日頃からの警察と地域住民との関係のありようが伺えようというものだ。
Let's play a tag
2014/01/09
鬼が4000人の鬼ごっこ。約2日間で終了。真冬でなければ、もっと長びいただろうに。
勾留決定前につき、逃走罪は適用されないとのことだが、じゃあ今回の捕り物は、一体何だったのだろうか・・・。
逃げる方も逃げる方だが、逃がす方も逃がす方。ボクは、逃がす方の責任が重いように思えてならない。
さて、今回の鬼ごっこにかかったコストは、我々の税金から支出されるのだろうか?
なんだかおかしな気がするな。
当局が勝手に犯したミスによって引き起こした騒ぎなのだから、むしろかかった経費は自腹でやってもらいたいものだ。
巨大な組織なのだから、職員全員の給与からうす~く一律に天引きすれば、ヘリを何機も飛ばし、車両を何台も走らせ、延べ1万人に上る
捜査員を投入した経費ぐらいカバーできるだろう。
それにしても・・・
なるほど。今さら驚くことでもないけれど、国家権力は携帯電話の位置情報から個人を特定することもできるわけだ。
今回、たまたま「容疑者」ということで、その使用についても云々されないけれど、どこかの大国よろしく、
やろうと思えば権力は何でもできるわけだ。
こわいこわい・・・
何と恐ろしい世の中だろうか。
A Fortune Cookie
2014/01/10
別に恋をしているわけではないのだが、思いがけず、とある方からフォーチュン・クッキーをいただいた。
曰く
「A firm friendship will prove the foundation on your success in life.」
なんだか、勇気をいただいた気分だった。
うむ。幸先が良い。
どうもありがとうございました。
早速、林檎電話のカバーに挟み込んだ。今やボクの林檎電話は、いろいろなお呪いに飾られつつある。
2014/01/11
午前中、プジョーで出かける。身を切るような寒さだが、やたらに青空が眩しい。
短い距離ではあるが、今年初めての自転車行となった。
発熱素材のアンダーウェアにジーンズを穿き、防風素材のサイクリングジャケットを2枚重ね着するという、ほぼ完全防寒装備でペダルを漕いだのだが、
体力が落ちていてあまりスピードが出せなかったこともあって、目的地に到着しても汗ひとつかくことがなかった。
この時季ならではのことである。
ゴフマン先生は、「ある種の価値体系を共有し、行為ならびに個人的属性に関する一組の社会的基準を遵守する人々からなる集団という
ごく一般的な概念から出発すると、そのような基準を遵守しない成員を逸脱者、また彼の特異性を逸脱行為と称してよかろう」と仰るのだが
(『スティグマの社会学』)、では、その彼が所属する集団(組織)そのものが逸脱的傾向を有しているとしたら、どうなのだろうか。
彼の行為は、やはり、逸脱行為と称される者なのだろうか。つまり、逸脱集団における逸脱者はやはり「逸脱者」なのだろうか?
本日の走行距離:11km、所要時間約45分、平均速度:14km/h、最高速度:36.7km/h、今年の累積走行距離:約11km
2014/01/12
近所の神社でどんど焼きがあった。
どうやらこの辺りでは、ミツマタの枝に丸めた団子を突き刺し、どんど焼きの火で焼くという習わしがあるようだ。
・・・そう言えば、ボクが子どもの時分に、祖母が枝に突き刺しただいだいか何かの柑橘類を真っ黒に焦がして玄関先に飾っていた記憶があるが、
それは正月の頃のことだったろうか・・・。
いずれにせよ、この地域に10年近くも住んでいながら、近隣の習俗に無頓着であったことが、我ながら少しショックだった。
a slipped disk
2014/01/14
夕方、仕事中、短時間に妻から複数回の着信アリ。
何事かと思って、一段落ついたところで電話を掛けると、「ぎっくり腰をやってしまったようだ。SOS」とのこと。
ぅぉ~・・・こりゃぁまずい、と、予定を変更して、急遽帰宅。
様子を見ると、ボクが数年前にやったときよりも、重そうな感じ。とりあえずは、安静に・・・。
・・・というわけで、目下、核家族の危機管理面での脆弱性を痛感中・・・
a part-time house husband
2014/01/15
原発の争点化はしないという主張がよく聞こえてくる。
まあ、たしかに、原発だけの単争点というのはおかしいかもしれないが、原発という争点は、どのような選挙でも避けて通れない争点でもある。
だから敢えて「原発だけではない」という方々は、「原発問題はとりあえず棚上げにしておきたい」、「お願いだからそこはあんまり触れないで」と
懇願しているようにしか見えないのはボクだけだろうか。
エネルギー政策は国の問題で地方の問題ではない、という論理で国に任せたら、「基幹エネルギー」ということで存続してしまうではないか。
国に任せたらそんな体たらくなのだから、地方で考えるしかないんじゃないか?と、すれば、やはり原発は単争点ではないが、極めて重要な争点だ。
まあ、だからといって、おじいさんたちしか立ち上がる人がいなかったというのは、何とも寂しい限りかもしれない。
それだけ闘う相手が大きすぎるということか・・・。
+++++
妻の容態は昨日と比べれば随分良くなったけれど、依然として一人では立ちあがれないので、今日は主夫業に邁進することとなった。
家事は嫌いではないが、しばらく妻にまかせっきりにしていたため、久しぶりにその大変さを味わった。
幸い子どもたちも積極的に協力してくれるので、なんとか回っている。
これはきっと、日頃の妻の頑張りに、感謝しろという、神さまからの警告に違いない・・・。
a little chef
2014/01/16
算数であろうと何であろうと、読解力が一番の基本だということを痛感した日だった。教える側も相当の国語力が必要だということも痛感した。
今日は、まるちゃんが夕食の調理担当者だった。彼女なりに色々と考えて、なかなかのものを作ってくれた。
まるちゃんの料理を食べるのは初めてではないが、今日はなぜだかやけに「大人」になってしまったまるちゃんを感じた。
数年前は、後ろ手に差し出したボクの指を、その小さな手でぎゅっと握って、ついて歩くような子だったのに・・・
ボクの記憶の中の父の手が大きくて厚いままのように、ボクの記憶の中のまるちゃんの手は、小さくてか弱いままなのだ。
これからもずっとそうなのだろう・・・。
おかげさまで妻は順調に回復に向かっていて、今日は立って歩くことができるようになりました。
some links
2014/01/17
映画「蟻の兵隊」をご存知だろうか。
この映画の最後のシーンで主人公が、靖国神社にいた横田さんに食って掛かっていた。
横田さんのニュースを見てそれを思い出した。
情報保全諮問会議の座長が、なんとあんなおじいちゃんだと聞いて、もうびっくり。
何で、権力に対峙していくはずのマスコミが、それもこともあろうにあんな大マスコミのドンが、政府の飼い犬になっているのだろうか。
ああいう人選をするあたり、今の政権のいやらしさが透けて見えていて、大嫌いだ。
この新聞記事を読んで、「そうか、やっぱりうちは先端事例だったんだ」と納得した。
もう、この国の大学は、終わったな。
そんな「改革」をしようものなら、大半のところでは、経営者の思うままの「改革」が断行され、想像を絶する質の「変化」が進むことは目に見えている。
それがどんな「変化」なのかは、推して知るべし。
お役人は「世界標準」への近道と考えているようだが、果たしてどうだろうか。ボクは大いに疑問を感じるけれど。
第一、教授会のあり方を法で規制するのは、そもそもからして学部自治に反することではないのかな???
教授会をどのように持とうと、そんなこと、お上が一々指図することかね?????
着々と戦争への準備が進む。
コワイコワイ。
極寒の中、プジョーで出かけた。
身体が温まるまでは、とにかく寒く、身体が温まってからも、寒かった。
林檎電話をハンドルステムに取り付けて、AccuRadioにアクセスしVocal Jazzを選局。スピーカーから音を出して走る。
Jazzを聞きながら、川の流れを眺めながらペダルを漕ぐ。これが実にゆったりとして気分がいい。
人がたくさんいるところでは、スピーカーから音を出していては迷惑かも、と心配したが、怪訝な顔をされることは一度もなかった。
まあ、たいして大きな音ではないこともあるが、そもそも人がたくさんいたり車の交通量が多い場所は、林檎電話の小さなスピーカーから
流れる音楽など簡単にかき消されてしまうほど騒がしいのだ。
本日の走行距離:約27.5km、所要時間:1時間45分、平均速:17km/h、今年の累積走行距離:約38km
2014/01/19
昨日はまるちゃんの14回目の誕生日だった。
娘の誕生日そのものよりも、自分自身がそんな年頃の親になっているということの方に驚き、戸惑っている。ん~む、これでいいのだろうか・・・。
こんな疑問を抱くのは、別に今日に限らない。これまでも、まるちゃんだけでなく、福助の誕生日を迎えるにあたっても、
「?」が頭の中に浮かぶのである。…尤もいくら疑問に思っても、「正答」など見つかるわけもなく、ただただ目の前で嬉しそうにケーキを食べている
まるちゃんが「答え」と言えば「答え」ということになるのだろうか・・・。
妻は既に一人で起き上がることを覚え、若干の痛みを感じつつも、家事をこなし始めつつある。
当然ボクも、できる限りの手伝いはしているのだけれど。
昨日の走行距離:11.1km、所要時間:45分、平均速:15.3km/h、今年の累積走行距離:約49km
2014/01/21
なぜか、何の作法も知らないボクが、お茶を点てている。「どうぞ」と茶碗をおいたその横から、にゅっと手が出てきて、茶碗の置かれた位置を測るのだ。
「タテ21.44センチ、ヨコ23.4センチ・・・タテに何ミリ、横に何ミリずれてます」・・・その謎の報告(密告)者の言葉と共に、お点前の客人から冷たい視線が
注がれる。「・・・いやはや、何とも、細かいな・・・」と、胃をキリキリさせながら・・・
・・・・・・
胃をキリキリ・・・
・・・
ん?・・・・
本当に胃がキリキリ痛むことに気が付いたのは、明け方の4時半。先日治ったとばかり思っていた腹痛が、ものの見事に復活してしまった。
先日とまるっきり同じように、胃をがっちりと掴まれたような腹痛。嘔吐はしなかったものの、時々身体を曲げなければならないほどの痛みに見舞われる。
妻に付き添ってもらって医者に行くと、どうやら「お腹の風邪」らしい。「胃腸炎でしょうね」ということだった。
「胃と腸のお薬を出しておきましょう」と、そりゃそうだろうな、というお言葉をいただいて、帰宅し、丸一日痛みに耐えながらうずくまっていた。
薬の効き目が出たのか、痛みが和らいだのは夜になってからであった。
++++++++++
自分の党が支援していた候補が落選するや、500億もの振興費を白紙に戻すなんて、ずいぶんえげつないことをやるんだな。ますます与党が嫌いになった。
あんなに露骨に人の足元を見るようなことをするんだ。 多分、政治の世界だけでなく、この世の中のどの部分でもそういう論理で動いているんだろう。
だからボクのこういう感覚は、単にボクが世間知らずであるということを露見しているにすぎないのかもしれない。
それにしても、反対は市長が当選した直後に、滑走路建設に向けた事業計画を始めると発表するのは、やはりこれ見よがしに見える。
移植されたサンゴは、美しいだろうか。
2014/01/23
やや胃が重かったのでどうしようかと思っていたが、思い切ってチャレンジしてみたら、なんとか大丈夫だった。与えられた役割はこなせたと思う。
今日はとても暖かい日で助かった。明日もこんな日であればいいなと思う。
候補者のほとんどが60代以上という事実に注目する指摘がたくさんあるように思うけれど、これほど20~50代の政治に対する不信を
象徴していることはないのではないだろうか。
政治ということに何らかの期待をするからこそ、安くない供託金を支払って出馬するのであって、そもそも信用に値することではないと踏んでいれば、
そんな無駄なことはしないはずだ。政治に対する無関心とかそういうことではなくて、極めて合理的な行動なのかもしれない。
「結局誰がやったって、変わんないよ」という声は、ボク自身の中にもある。そして、海千山千の候補者センセイ方は、われわれのこうした心根も
すっかりまるっとお見通しのはずなのだ。だからこそ、馬脚を現してしまう恐れのある政策討論会もお出にならないのだ。その方が多分、
センセイ方にとって極めて合理的なのだろう。
さて、一番の「人気者」は誰だろう。いや、どれだろう。
ところで某公共放送は、われわれ国民から強制的に「税金」を徴収するくせに、立候補者をすべて均等に扱っていない。なぜか4~5人の候補者を
取り上げるのみで、いわゆる「泡沫」をまともに取り上げない。
おかしい。あれでは有権者に対して予断と偏見を与えていることになるのではないだろうか。
そう思っていたら、やはり妻も同様に考えていた。
さて、政見放送で候補者の政見をゆっくり聞き入ることとしよう。・・・あれはあれで結構なエンターテイメント番組なのだ。
2014/01/24
この時期特有のことかもしれないが、今日はやけに来客の多い一日だったように思う。
たまにはこういう日があってもいい。
あの人の演説を聞いていると、ブレーキの壊れた車に目隠しをされて乗せられている気分になる。どうしてあんなに威勢がいいんだろうか。
そんなに無理して威勢をよくしなくても、もっと落ち着いてしゃべればいいのに。もしかしたら、リーダーたる者、ああいう立派な壇上では
「大きな声で、元気よく」しなければならないと、思い込んでいるんじゃないんだろうか。
もっと弱い立場の人々に、そっと寄り添ってくれるような、優しいリーダーが出てきてくれないだろうか。
2014/01/25
今日は妻の誕生日だったということを思い出して、「何かプレゼントを」と慌てて買い物に出かける、そんな夫である。
たまには服を・・・と思って店を覗いてみても、「そう言えば、サイズが判らない・・・」と途方に暮れる始末。
もちろん、指輪のサイズなど、分かろうはずもなく、今さら電話で聞くこともできず・・・
当たり障りのない日用品をラッピングしてもらって、とりあえず日頃の妻不孝の罪滅ぼしを願い出ることにした。
タッカー『輸血医ドニの人体実験』を読了。専門書かと思って読んでみたら、どちらかと言えば歴史ノンフィクションのような趣きだった。
「真理の探究」の裏側に、国家間の競争や研究者の名誉欲を巡るドロドロとした争いが描き出されていて、それなりに面白かった。
今とそうは変わらないのかもしれない・・・。
胃の痛みが治まってきたと思ったら、喉が痛くなってきたぞ・・・OTL
本日の走行距離:16.5km、所要時間:約1時間、平均速:15.2km/h、最高速:45.7km/h、今年の累積走行距離:約66km
2014/01/27
昨夜のこと、まるちゃんと福助が夕食後に、妻にバースデー・ケーキをサプライズで作ってくれて、一日遅れの誕生日を祝ってくれた。
ホットケーキミックスにココアを混ぜて作った「パンケーキ」にクリームを飾ってイチゴを添えた、お手軽ケーキは、まるちゃんがネットでレシピを
見つけてきたものだという。ボクからは何も働きかけなかったのに、子どもたち二人で企画して実行するなんて、親バカだけど、大したもんだと、
すごく頼もしく思えたのである。
ボクは誕生日の当事者ではないが、とても嬉しかった。妻はもっと嬉しかったに違いない。
*****
あんなことを平気で言う「会長」さんに受信「税」を「徴税」されているのかと思うと情けなくなる。「納税」拒否どころか、返還請求をしようかな。
最近の某公共放送の報道姿勢については、かねてから疑問を覚えていたが、その疑問も確信に変わった。
あれはジャーナリズムじゃなくて、単なる「太鼓持ち」に過ぎない。
会長人事を見る限り、また一歩、開戦への外堀が埋まったな、という気がする。
今日も、なんやかんやと来客の多い一日だった。それはそれで楽しいのだが。
2014/01/28
マーキングの儀式があったので、仕方なく参加する。不勉強であることを自覚すらできない哀れな老人の戯言だった。
まあ、ただ聞いていれば・・・いやいや、別に聞いていなくてもそこにいればいいだけの「仕事」なので、一応そこに存在していたが、
ただそうは思っていても、「参加したほうがいいんだろうなー」と思わせるということ自体が、「権力」の恐ろしさなのだな、と、認識を新たにした。
そういう意味では、ボクはブツブツと不平不満を呟くだけの哀れな敗北者に過ぎない。あの老人こそ、権力そのものであり、
現時点での勝者であると、認めざるを得ないのだ。・・・ちぇ。つまんねえの。
漸く、小熊英二の『<民主>と<愛国>』を読了する。・・・まずはその量に圧倒され、内容に圧倒された。
神林長平『アンブロークン・アロー』も読了した。SFというよりは、哲学書に近い。ボクはついに1/3くらいからストーリーについていけず、
ただただ字面を追いかけるだけに終始してしまった。エンターテイメントという領域をはるかに通り越してしまった難解なSFという評価かな。
その意味では、『<民主>と<愛国>』の方が読みやすかったか???
2014/01/29
あんなに早口でまくしたてられては、何を答弁しているのか、まったく聞き取れない。野党からのヤジも酷いが、答弁者も答弁者だ。
しかもその答弁者が、当のリーダーであるからあきれてしまう。
「熟議」だとかいう気持ち悪い言葉を連呼するからには、もう少し国民に優しい説明の仕方をしてくれるのかと思ったら、
完全にこちらを馬鹿にした姿勢に、ほとほと呆れ返った。
なんであんなのを支持する人がいるんだろう。
世の中、不思議なことだらけだ。
2014/01/31
1月最後の日。プジョーで出かけた。自転車に乗るのはかなり久しぶりのことである。
天気予報では北風が強いということだったので、覚悟していたのだが、風はそれほど強くなく、とても暖かい天気だった。
いつものようにハンドルステムに取り付けた林檎電話からジャズを流しながらのんびり走る。
嫌なことばっかりだけど、そのうちいいこともあるだろう・・・か。
今日は赤鉛筆をすり減らす作業・・・。早く終えたいなぁ・・・。
本日の走行距離:27.7km、所要時間:1時間45分、平均速:15.7km/h、最高速:39.7km/h、今年の累積走行距離:約94km